【29】パニック障害で家から一歩も出られなくなった話
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本編
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あとがき
薬の効果は、すぐにわかりました。
なんとなくボーっとしていて、細かいことがあまり気にならないんです。
パニック障害になったばかりの頃は、世の中の全てが怖くて、音も光も匂いも全てがキツく感じました。
それが、パニック障害になる前に近いくらいに、あまり気にならなくなったんです。
完全に恐怖心がおさまったわけではないのですが。
この状態なら、少し外出の距離を伸ばしてみても大丈夫かも?と思って挑戦してみました。
漫画では「遠出」と書きましたが、徒歩5分の距離を徒歩10分に延ばした程度のものです。
でも、薬の助けを借りていても、一人で家から離れた恐怖までは抑えられませんでした。
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