【4】自分で産んだのに自分の子だと思えない

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本編

 

 

 

 

 

 

 

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あとがき

 

自然分娩でも無痛分娩でも帝王切開でも、どんな出産方法でもお母さんは命をかけることにかわりないですし、どれが良い悪いという話ではありません。

どんな方法であれ、その時の母子にとって最良の方法なのだと思っています。

今回の内容は「この時の私は自分に対してこう思った」という話で、他の方の出産方法に対して意見するものではありません。

 

帝王切開で、母子に大きな問題がない場合、通常は局所麻酔が行われます。
腰から注射やチューブで麻酔を入れて、大体胸から下辺りに麻酔がかかるそうです。

その時、意識はあるので、お腹を切ったり縫ったりしているのもわかりますし、問題がなければ生まれたばかりの赤ちゃんと寄り添うこともできます。

 

緊急帝王切開の場合は、全身麻酔が選択されることがあります。
私の場合は全身麻酔でした。

ベッドのまま手術室に運ばれ、手術台に寝かされ、「ゆっくり呼吸してくださいね~」という看護師さんの声を聞いているうちに意識がなくなり、気付けば手術が終わってICUのベッドの上でした。

出産の最中の記憶は全くありません。

 

記憶がないので、私の中では「出産は経験していない」のです。

入院したのも「妊娠中に病気になって開腹手術をした」という感覚です。

陣痛も経験していませんし(腎盂腎炎の激しい腰痛はありましたが…)産後すぐに赤ちゃんのお世話が始まったわけでもありません。

出産を経験していないので、自分の中で母親になりきれていなかったのかもしれません。

目の前にいる赤ちゃんのお世話を自分が主体となってしなければという責任感はありましたが、それがイコール母性には繋がっていなかったように思います。

どうしても、自分で産んだ子を育てているという気持ちにはなれませんでした。

 

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【5】自分で産んだのに自分の子だと思えない




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