コロナ禍出産 母子共に命が危なかった話(19)何もわからない
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本編
あとがき
小児科の先生から、生まれた娘についての説明がありましたが、その時の私にはうまく理解ができませんでした。
とりあえず命は助かったようだが、本当は深刻な状態なのかもしれない。
私が取り乱さないように、本当の病状を隠しているのかもしれない。
そう思っていました。
自分自身の状態について把握することも難しく、点滴の交換に来る看護師さんにいろいろと尋ねたりしました。
点滴は、両腕に6本針が刺さっていて、一本の中に2種類の薬剤が入っていたりしたので、一度に10パックくらい入れられていたと思います(たぶん)
何気なく点滴について聞いてみると、輸血!
点滴の色が黄色かったので、まさか輸血だとは思いませんでした。
私は知らなかったのですが、輸血って血をそのまま血管に入れるだけじゃないんですね。
「これは、血の成分を入れるんですよ〜血小板です」
と教えていただきました。
この輸血は、どなたかの献血でいただいたものだと思います。
これがなければ、私の命はなかったはずです。
私の命も、娘の命も、たくさんの方のお力で助かりました。
本当に感謝してもしきれません。
私はもう献血をすることはできませんが、何らかの別の形で恩返しができればと常々思っています。
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